1歳9ヶ月の娘が川崎病(カワサキビョウ)になった時の話

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今回も子育てのお話です。前回娘がアデノウィルスにかかってしまった話をしましたが、アデノウィルスから、なんと、、、今度は川崎病(カワサキビョウ)にも感染。今回はそのことについてお話をしたいと思います。今まで大きな病気をしたことがなかった娘がかかってしまった川崎病。心配でたまらなかったのですが、皆さんの参考になればと思います。

川崎病とは?

川崎病(かわさきびょう)と聞くととっても恐ろしい感じがしませんか?何も川崎病について知らないと、なんだか難病のようなとっても怖い気がしてしまします。
主に0歳から4歳児、特に乳幼児がかかりやすい、全身の血管炎症候群の病です。身体中で中型の血管が炎症を起こし、発熱、発疹、冠動脈病変などの様々な症状を引き起こす病気です。

お医者さんから、心臓を支えている血管が炎症を起こすことで、血管壁の構造がもろくなり、そのもろくなったところが拡大して瘤にとなると、これが原因になって動脈がつまり心筋梗塞が起こる場合もあるとの説明を受け、その恐ろしさに不安でいっぱいになりました。

私の娘は元々はアデノウィルスに感染していたのですが、どこのタイミングで川崎病にも感染してしまったのかはわかりませんでした。また川崎病自体がどうしてかかってしまうのかが原因不明のようです。

川崎富作さんが発見したから「川崎病」といい、世界でも「kawasaki disease」と言われているそうですが、感染者はアジア地域が多いようです。

川崎病に感染してしまう原因は不明とのこですがネットで調べていると

・溶連菌毒素説
・中国北東部から来る原因菌説
・小腸内細菌説
・遺伝子説
他にも、ホコリや界面活性剤などなどと書かれているものもありましたが、あくまでも”説”であって、お医者さんからも、感染理由は「わかりません」とはっきり言われました。

川崎病の治療法(川崎病入院初期)

娘は夜に緊急にかかり、即入院し、検査終了後即、ガンマグロブリン療法(免疫グロブリン療法)を開始しました。

ガンマグロブリン療法とは、全身の炎症をおさえるために、点滴により静脈内に免疫グロブリン製剤を投与し、冠動脈に瘤が出来るのを防ぐ療法です。こちらが川崎病の主流の治療法のようです。

そして私の娘も20時ぐらいに検査が深夜からガンマグロブリン療法を開始し、ありがたい事に効果はてき面!ずっと続いていた熱も朝方には順調に下がって、本当に久しぶりに36度代後半の熱をみました。

幸いにもガンマグロブリン療法による副作用もなく、2日間で点滴を終え、その間にガンマグロブリン療法と併用して、アスピリン療法も行われました。

アスピリン療法とは、血栓が出来るのを防ぐために、要は血液を固まりにくくする作用のあるアスピリンを服用することです。このアスピリン療法は、退院後も朝晩の服用が1ヶ月続きました。血液を固まりにくくする=血が出ると止まりずらくなるとの説明を受け、怪我などには注意するよう先生から指導もありました。

川崎病入院中期

日に日に元気になってくる娘。浮腫も早々に良くなり、その間瘤が出来ていない、エコーなどで色々と検査をしましたが、娘の回復は順調で、これまたありがたいことに「瘤」も出来ていませんでした。
そして、足の爪の方の皮膚と、手の爪のすぐの皮膚が剥け始めました。

先生からは「この手の皮が剥ける症状も川崎病の特徴です。治ってきている証拠です!」と言われました。

娘にも笑顔が見え出して、私もやっと安心出来るようになってきました。そして元々感染していたアデノウィルスの隔離期間も過ぎ、個室から大部屋に移りました。

川崎病入院後期

すっかり元気になり、検査の結果も良好。私としてもあとは退院が待ち遠しいばかり。娘も入院生活に退屈し初めてきて、、、食事を唯一の楽しみにしてました(笑)。おやつの時間も1時間くらい前から待ち遠しくて、「まだ?まだ?」と聞いてきます。

もちろん食後はアスピリンの服用。薬を飲むのもすっかり上手になってしまいました。

やっと退院!

新年早々入院してしまったこともあり、入院は少し長引き(間に祝日などもあったので検査日が3日ぐらい延びました。)約二週間の入院となりました。やっと無事に退院。娘も久しぶりの我が家に大喜びしていましたし、嬉しそうに私の食事を食べる娘に涙が止まりませんでした。

娘が川崎病に感染して思ったのが、自分が具合が悪くなるのならともかく、娘が体調を崩すのは本当に見ていて辛いこと。そして健康でいるって事は幸せなんだな、、、っとわかっていたつもりではありましたが、今回は身に沁みました。

退院後も朝夜のアスピリンの服用を1ヶ月間行います。そして3週後の検診の予約しました。次に1ヶ月後に検診、その次は3ヶ月後、半年後、、、と小学生に上がるまでは検診が続きます。

川崎病の後遺症

娘がやっと退院して安心したのも束の間、やっぱり後遺症が気になります。後遺症を起こさない為にも、検診があるのですがやっぱり不安(とりあえず小学生までの検査についてしか今のところ聞いていませんが)。

調べたところによると、患者の3〜10%に後遺症が発生するらしいです。いつその後遺症がおこるかもわからない上に、10%と言うのはかなり高い数値らしいです。

これを読んだ時は、心配でたまりませんでしたが、今心配していてもしょうがありません。とりあえず、娘にはずっと大人になっても検査を定期的に受けさせる事と、食生活には注意させようと思っております。

まとめ

今回は娘が川崎病になった時の話をさせていただきました。書き忘れている点もあるかと思いますが、今川崎病の疑いや川崎病のことで不安を抱えている方の参考になればと書きましたが、あくまでも医学素人の人間が書いたものですので、ちょっとでも心配のある方は必ずお医者さんに行ってください。そしてそれでも不安な方は他の病院にも行って、セカンドオピニオンを聞いてみてください。

私は娘がアデノウィルスに感染してたときに、先生の「アデノウィルスは特効薬がなく、熱がずっと続きますが、とにかく熱が下がるのを待ってください!、お母さん頑張ってください!」の言葉を信じきってしまい、アデノウィルスから、川崎病にも感染していた事に気づくのが完全に遅れてしまいまし。この点についてはとても反省点していますし、もう5ヶ月くらいが経過しましたが、今でもこの事を思い出すと罪悪感と後悔でいっぱいです。

なので、私のような後悔を皆さんがしない為にも、100のうちのたった1の不安や心配事であっても、どうか病院を受診してください。

 

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